為末 大 / 元陸上選手・Deportare Partners代表20▲Kepler Tower からだを使って遊ぶことは子どもたちの未来をひらく土台。元陸上400mハードルの選手でオリンピアンの為末大さんと、あそびで体の使い方が巧みになる遊具を開発しました。 為末さんは、運動神経の正体は何かと思考したときに、それは「巧みさ」だと考えました。巧みさとはどんなことにも適応して、その都度やり方をみつけられる力のこと。巧みさがあれば、自分の体を上手に使いながら、あらゆるものを感じ取り、対応していくことができます。 そして、次に何が起こるかわからないのが「あそび」の世界。常に変わっていく環境に対して臨機応変な対応が求められます。あそびと巧みさ。その試行錯誤の連続から生み出された創造力は、どんな未来になっても自分の限界を突破し、力強く生き抜く力をもたらします。1978年広島生まれ。スプリント種目の世界大会で日本人として初のメダル獲得者。男子400メートルハードルの日本記録保持者(2023年1月現在)。現在は執筆活動、会社経営を行う。新豊洲Brilliaランニングスタジアム館長。国連ユニタール親善大使。主な著作に『Winning Alone』『走る哲学』『諦める力』など。2023年夏に著書 『熟達論(仮)』を発売予定。Kepler▲「巧みさ」を育てる「あそび」
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