紅谷 浩之 / 医師・オレンジホームケアクリニック代表18 現代社会に生きる多様な個性をもった子どもたち。いいところ、悪いところ、なんて考えずに、すべてがその子の魅力。個性豊かな子どもたちが、一緒に遊ぶことができれば、デコボコなままでもいいから、どんどん成長していきます。全ての子が自分の身体や心や感覚を受け入れ、自分らしく成長し、幸せになるための力“レジリエンス”。そんな力を充たすために、そっと後押しをしてくれるような新しい遊具の在り方を目指し生まれたのが、RESILIENCE PLAYGROUNDです。福井医科大学(現・福井大学)医学部卒業。福井県立病院、福井県内の診療所勤務を経て、2011年、在宅医療を専門に行う「オレンジホームケアクリニック」を開設。医療的ケア児の活動拠点「オレンジキッズケアラボ」や、地域の幼少中一貫校との連携による病児保育を中心とした在宅医療拠点「ほっちのロッヂ」を立ち上げるなど、数多くのプロジェクトを展開している。 遊具の研究・開発を監修したのは、地域医療を専門とする医師である紅谷浩之さん。医療ケア児の暮らしや生活をサポートする「オレンジキッズケアラボ」の代表理事も務めています。多様な個性をもった子どもたちと一緒に、誰もが遊べる遊具を目指してさまざまな検証を行いました。分断を生まず、子どもたちをつなぐ媒介となり、障がい等によりあそびのコミュニティから遠い子どもたちをあそび場に取り戻してくれるような遊具をつくりました。すべての子どもたちにあそびをRESILIENCE PLAYGROUNDRESILIENCE
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