8園内には地域にも開放しているコミュニティスペースがあり、壁面には熊本市から譲り受けた、熊本地震で被災した熊本城の貴重な瓦を復興を願って展示しています。中央のホールの奥には玄関があり、鳥の羽を広げたような伸びやかなシンメトリーの平面プラン。 地域との関わりを通し子どもたちを育成することを目指し、コンサートホールのような開放的な多目的ホールを中心にして、平静感のあるコミュニティスペースでは静的な交流が図れる、地域と子育ての場となっています。 ホールや保育室の音響設計は、保育施設の音環境の研究をしている熊本大学の協力のもと、低音から高音までバランスのいい残響となる音楽活動に適した音響設計にあたりました。設立時から情操教育に注力している同園の方針を色濃く反映し、より質の高い音楽教育を実現する空間へと生まれ変わりました。良質な音響環境にこだわった園舎
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